SBI証券が楽天SCHDを追いかける

投資信託「楽天SCHD」。

2024年9月下旬に販売を開始し、一週間で100億円、一か月で300億円、11月初旬には500億円を超える純資産額となっています。

主にシュワブ・米国配当株式ETF(ティッカー SCHD)を投資対象とする日本初の国内投資信託である「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」は、販売当初、シュワブ・米国配当株式ETF(ティッカー SCHD)を投資対象とする唯一の存在でした。

もちろん、この「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」は、楽天証券を利用している人しか購入できません。これを購入する為に楽天証券を始めた人も多くいるのではないでしょうか。

ネット証券の双頭

ネット証券界には1000万口座以上の証券会社が2つあります。1つは1130万口座以上を持つ楽天証券。そしてもう1つが1330万口座以上を持つSBI証券です。

そんな1位のSBI証券が、通称楽天SCHDを指を加えて見ているだけのハズがありません。遂にSBI証券からも2024年12月20日に「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」が販売されます。

SBIと楽天の比較

楽天証券は信託報酬0.192%程度でしたが、後発のSBI証券は信託報酬0.1238%程度としてきました。激しいネット証券シェア攻防をしている両社が垣間見得ますね。利用者としては信託報酬は安いに越したことはないですが、既に楽天証券で購入している人が移行していくかは微妙ですかね。

ただ、信託報酬は0.0682%の違いですが、楽天証券のNISA口座で運用の場合、運用開始後に分配金コースの変更はできません。
例えば、最初は再投資で運用を行い、定年退職後に分配金を受取コースに変更したいという場合、途中から受取コースへの変更はNISA口座ではできません。これがSBI証券では可能です。これは積立しようと思う方には嬉しい運用ですね。

それぞれメリット・デメリットはありますので、それらを正しく理解した上で、ご自身の資金余力や投資方針に合った最適な方法で投資していくと良いですね。

おすすめの記事